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商学連携・ボタンのかけ方

OK大・Fゼミと市内S地区の商店街との、商学連携の現場に立ち会っている。

目指すは、商業・商店街にとどまらない、まち全体、エリア全体の活性化。立場や利益が異なる主体間での共同作業、そのつながりの基礎がためをし ていく、とっかかりの段階。双方それぞれに思いや動機づけがあるなかで、どのようにフェーズを揃え、方向をすり合わせていくのか、コンサルとしての思惑も抱きつつ、手探りのなか進んでいく。
久しくごぶさたしていた今どきの学生気質を垣間見る日々なんだけれど、商店街に足を踏み入れることさえ非日常である彼ら・彼女らが「やらされ」仕事としてではなく、まちへの興味を抱き、そこに自発的に関わっていくような—、そうした「きっかけ」づくりができればよいと、F先生とご一緒に思案をめぐらす。
図らずも、会議のなかで学生から、「商店主のモチベーション」というキーワードがあげられた。そして、地域の活性化の取組みに対して非積極的な商店主たちの「ナマ」の声を聞きたいというリクエスト。恐ろしい設定のなかで、どうやって聞くの?という手法や対面についてのこちらの心配をよそに、というか、それさえ吹っ飛ばす「真っ正直さ」に少々面食らう。
商店街にいる大人たち(自身も含めて)と話しをし、彼ら・彼女らが最初に感じた、その問題意識をどのように消化していくのか、とても楽しみ。インタビュー の過程でなにを思うか、そしてその答えが見つかったとき、学生有志による「S地区ちからづけ隊」結成!というような、ほのかな願いがかなうかどうか、明らかになるんだと思っている。

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