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発達するということ vol.4

年末の発達検査の結果を受けて保健師さんとの「カンファレンス」という名の面談。その覚え書。(なぜ、カタカナなのか不詳。)

理解するちから…

下のちびは、こんな「ちから」が弱いという(看護師さんは「幼い」と表現)。
言葉については「理解するちから」。使う、話すはそれなりらしいけれど、、人の話しの意味を理解するのに苦労している模様。じゃぁ「どうすんの?」、「なにっ?」と分からないからと聞けるかどうか、そうした「訴えるちから」、「気持ちを伝えるちから」も弱いらしい。
日常生活での行動では「やることの流れを理解し、それに集中するちから」も。そこで、絵カードなどで視覚的に伝えることをしてみればどうでしょう、というアドバイスがでてくる。
さらに「人をきちんと捉えるちから」も。人のかたちや輪郭、、そこから、顔、表情を読み取り見分け、気持ちを想像するということが難しい。その先にコミュニケーションの壁が立つ。
印象に残ったご指摘は、これらのこと。4月から集団生活にはいるのだけれど、その際に気をつけることについて話しがつづく。

人も自分も…

日ごろ接していて感じていた、「様子見」のことを聞いてみた。
ちび兄とその友だちと遊んでいても、その中になかなか加わろうとしない。「いっしょに遊びたい、加わりたいっ」だろうと想像するけど、、そう思っているの かどうなのか、もしかして当のちび本人がよくわからないんじゃないか、と。自分が感じている気持ちを「自覚するちから」、「気づくちから」が弱いんじゃな いのかと思えてきた。
そんな時には傍らでその気持ちを言葉にして伝え確認させて、それでどうするっ ? て導いてあげることも必要だ、と。
「幼い」という言葉は、年相応の発達度合いに比べて80%の到達度という意味で使われていた。もちろん数値化がすべてではないけれど、実際対面してみての感覚とも一致する。

弱いままでも、それを補う「ちから」と習慣と…

気になって最後にした質問は、支援の方法として伝えられた「絵カード」について。それを使いながら視覚化し(記号のように…)理解を補助するツールを使ってみては、というお話し。その意味がよく理解できなかった。
じゃぁ、「理解するちから」そのものを高めることはできないのでしょうか、って。
記号に反応して動作するだけのままではないのっ ? という不安もあって、、
すると、こういう返事があった、、
『今の年齢では文字がわからないので、「絵カード」でお願いします。もうすこし大きくなったら文字のカードで確認できるようになるでしょう。
それって、大人がなにか不安を抱えたとき、手帳にメモをとってそれを読んで安心するのと同じようなこと。今から何を話そうか事前にメモをつくっておくことと大差ないこと。もちろんメモなんか無しでも流暢に話せる人もいるでしょう、けど。』
「弱さ」はそのままか追いつけるかはわからない、、今できることは、大切なことは、、どっちに転んだとしても、その「弱さを補うちから」を身につけること。
ちびの年齢にあわせたツールでもって、
そのやり方を今のうちから少しずつ習得する、その習慣をつける、、
その技とこころを育むための支援をしてあげること。
勝手な解釈も含まれていると思うけれど、腑に落ちた。
眼鏡ではないけれど、自分でこねてピントをあわせられるレンズをつくっていける(?)、そんな訓練を丁寧にしておくことっ、、そんな理解に落ち着いた。

そして…

…次のエントリーにします、

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