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全国産業観光フォーラム2006

16、17日と、北九州市で開催された「全国産業観光フォーラム2006」に参加。

副題には「産業観光パワーアップの道」とあり、草創期の産業観光の可能性と、今後の展開に向けた課題について議論された。二日目のエクスカレーション(オプショナル・ツアー)では、北九州の「モノづくり」技術を巡るコースに参加。
工場・技術、産業遺産(Heritage)をはじめとした産業資源と、観光との融合によって生まれる「産業観光」。ここでも異分野間の融合が着目され、新たなムーブメントが生まれつつある。
いくつか気になったキーワードは、「産業Live観光」。素材のカタさを補なうエンターテインメント性。工場などでの「観る・観られる」の相互作用と事業者メリットのあいまいさ。数百円のペイでのビジネスモデルの可能性。教育旅行との親和性。パッケージ化のベストなかたちは?・・・。「幸せを感じる=感幸 (カンコウ)」。
いずれも答えがすっと出てくると言うものではなく、全国各地での今後の試行錯誤により、少しづつ明らかになっていくもののよう。それも全国均一ではなく、地域ごとの産業ポテンシャルによって当然濃淡もあるだろうし、加えて、早いもの勝ちの競争意識と、「連携」という相反するものの折り合いをどうつけ るかという問題も浮かんでくる。

翼の上から

フォーラムの途中に、思い出したのは、学生時代のアルバイト。大阪空港内の整備工場で塗装前のジャンボ機を磨いたり、阪急・中津駅近くの工場での、 ベルトコンベアに乗った弁当箱へのおかず詰め作業。これって、まさしく「産業観光」だったのでは・・・。いつもは入れない工場でのドキドキ感は、バイ ト賃の喜びに大きく勝り、非日常の体験型。
企業も「単純労働力」をえることができており、メリットも十分だったはず。これと「産業観光」との類似点・相違点を見ていくことで、持続へのポイントが明らかになるかもしれない、と感じた。

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